災害対策

市と災害時復旧応援協定を締結し、市内外の上下水道の復旧活動や給水活動を展開。被災地の復旧への貢献に加え、組合員の意識向上と組合の団結力の強化につながっている。

　組合設立以来、社会インフラである上下水道を支える組合としての使命感を有し活動を行っているが、近年は外部業者によるサービス低下やトラブルも発生が見受けられ、組合としては地域に根差す組織として社会的地位の一層の向上が必要となっていた。こうした中、阪神大震災の際の復旧支援活動を契機に、山形市と防災協定を締結するに至った。

　山形市上下水道部と締結した「水道施設の災害に伴う応援協定」に基づき活動。山形市で震度４以上の地震を感じたら、事務局と理事は自ら管工事センターへ集合し、活動に着手。市内の組合員への電話・ファックス連絡網を使って、復旧派遣活動を要請し、若手社員を中心としたチームが被災地にて復旧活動に従事する。派遣に必要な備品・食料品等は、組合倉庫に常備している。

　災害によりライフラインとしての上下水道の大切さが見直され、地域に根差して活動する水道事業者の重要性が再認識され、復旧支援を実施した地域では、自治体や住民より感謝され、活動を高く評価された。
　組合員は、実際に被災地にて復旧活動に従事することにより、自分たちの仕事の重要性を改めて認識し、やる気が高まった。結果的に、組合としての団結力が高まった。