初孫のうまさの秘密

初孫の蔵は「きもと」をつくる自然条件に恵まれ、創業以来、一貫してきもとづくりを行ってきた。

この酒造法は空気中の乳酸菌を活用し、他の細菌の繁殖を抑え、清酒用の優良酵母を育てるやり方である。

初孫はこの伝統技法を継承し、品質本意にこだわり続けてきた。

きもと造りの特徴は芳醇で豊かなコクと後味のさっぱりとした切れの良さ。

油料理にも適した腰の強さがあり、熟成することによってより一層向上する。

川によって形成された、厚い地層の上に広がる庄内砂丘。

春の雪解け水や秋の長雨が砂丘に浸透し、ろ過され、しかも有益な成分を溶かし込みながら地下深くたまっていく。

高品質商品の良否を大きく左右する酒造枚は、山形県産の「好適米」を使用。

このように、恵まれた水と米、鍛え上げられた醸造技術が一体となり、精魂を傾けた蔵人たちの酒造りがうまい初孫を生み出すのだ。