商店街・共同店舗

BDF事業、防災街頭放送、子育て支援活動を通じて、環境先進型で安全安心、若い世代にも来街しやすく買い物や催事を楽しめるという、これから中心商店街のあるべき姿を実現している。

　環境先進都市の提唱やNPO団体の取り組みを基礎に、環境問題に積極的に取り組む商店街として市民にアピールし、来街者を増やすことを目的にBDF事業への取り組みを開始した。また、市内中心部の停電で防災対応機器の必要性を認識し、緊急時の情報提供の重要性から防災用街頭放送設備導入を決定した。さらに、平成14年に百貨店撤退後に託児施設がオープンしたのを機に、若い世代でも来街しやすい仕組みを導入した。

(1)BDF事業…廃油リサイクル設備を導入。飲食店や学校給食、保育園等から出る油をバイオディーゼル燃料にリサイクルし、市のゴミ収集車や建設業者の重機などに利用。廃油を持ち込んでくれた人には駐車サービス券等で還元している。
(2)防災対策（防災用街頭放送設備）…市内のコミュニティFM局に街頭放送機器を移設、街路のスピーカーや配線も停電時対応に改良した。
(3)子育て支援…商店街イベント時の託児として、買い物すれば割引になる仕組みや、子育て応援パスポートカードを発行し、商店街駐車場が３０分無料になるようにした。

(1)BDF事業…月5000リットル弱を製造、山形市のゴミ収集車の燃料や建設業者の重機向け等に販売。環境先進都市に相応しい活動として認知されている。
(2)防災用街灯放送設備…東日本大震災時には市中心部でも３日間停電したが、避難指示や情報提供等の街頭放送を実施することができた。中心商店街として必要な情報提供と安全な買物環境を提供している。
(3)子育て支援…若い世代でも来街しやすい商店街として認知され、３０分駐車無料サービスも多くの人が利用している。