組合名 | 協同組合やまがたふるさと便り(山形市) | ||
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設立 | 平成8年4月 | 組合員 | 9人 |
組織形態 | 地域型組合 | 主な業種 | 食品製造業、卸売業、小売業 |
出資金 | 90万円 | 地区 | 山形市 |
組合従業員 | 1人 |
〜“よみがえる紅花商人”異業種で協同販売イベント〜
「山形発の地域特産品を県外に発信、販売しよう」と県外や県内イベントで共同催事販売事業を展開する異業種グループ「よみがえる紅花商人」。
当組合は果物・ジュースの直販、醤油・味噌製造、製麩所、漬物製造、製麺所、菓子製造小売、乾物卸、こんにゃく製造、日本酒製造の9社の製造、卸、小売の異業種異業態組合員で構成されている。いずれの企業も山形のみやげ物としてのオリジナル食品を有する有力企業である。「山形発の地域特産品を県外に発信、販売しよう」と共同のパンフレットを制作し通信販売を実施してきたグループが母体である。
平成8年4月に協同組合設立。東京ゆとり都、仙台三越、岩手食パラメッセなどの県内外のイベントで共同催事販売事業(展示即売会)を展開、山形特産品を各地で発信している。12年には天童ゆとりプラザ「ワクワクランド」に組合員全社の商品を納入するなどの実績をあげている。さらに、組合活動を通じ、各社では入らない情報の収集、食品産業協議会や東北芸術工科大学との接点確保、異業種組合発足へ波及する等の成果を生んでいる。「よみがえる紅花商人」をキャッチフレーズに、賛助会員も増え「山形発の事業」の拡充に取り組んでいる。
これまでの成功要因は、(1)資力、商品力、共通の志を有する組合員構成であること、(2)経営者の年齢が50才代で共に後継者であること、(3)社長同志のインフォーマルグループでの会が機能し、本音のコミュニケーションが図られていること、(4)中央会、東北芸術工科大学の支援機関との連携が図られていることなどがあげられる。そのことが、即決、即行動という迅速な組織体制になっているといえる。
現在、パッケージやPR方法の統一、ホームページ開設を研究。さらなる発信機能の拡充に向けて、戦略的事業計画の見直し、お知らせ活動の充実、商品力の差別化、相乗効果の発揮、財政基盤の確立を検討中である。

紅花商人「やまがたふるさと便り」チラシ